■演奏時間:約14分 ■グレード:3+(5段階) ■演奏可能最低人数:35人 ■ 作品解説 ●第1楽章 「ダンシング・アンドロメダ」 /“Dancing Andromeda” ギリシャ神話で語られる、海神のおくった怪物のいけにえとして、岸壁に繋がれた王 女アンドロメダ、それを救った勇者ペルセウスの物語。そのアンドロメダのことです。 その絶世の美女の姿を、ヘビィメタル・バラード・ワルツ・フュージョンなど色々な リズムに乗せてみました。そのため編成の中に、Electric Bass が使用されています が、編成に無くても演奏上、問題ありません。各solo は、拍を感じさせず、モノロー グ的な solo が良いと思います。 ●第2楽章 「恋するオルフェウス」 /“Orpheus in Love” 「こと座」の竪琴は、オルフェウスの竪琴です。亡き妻を思うオルフェウスの恋歌 に、冥界の王ハデスも涙します。疑いの心とうれしさで、つい約束を破ってしまい、 後悔と深い悲しみに耐えかね、息絶えます。そんな純愛のバラードも今は遠くなって しまいましたね。鍵盤打楽器のアンサンブルは、充分にバランスを考えて、情感ある 表現にして下さい。 ●第3楽章 「ヘラクレスのジレンマ」 /“Heracles’s Dilemma” 女神ヘーラの呪で錯乱に落ち入り、妻と子供たちを皆殺しにします。正気に返った ヘラクレスは自殺を図ります。この大罪を償うための12の大冒険。それを成し遂げた 英雄ヘラクレス。最後は女神ヘーラの娘ヘーペを妻として、オリンポスで暮らすとい う……。何度か表れる、Timpani のヲトシ風に次第に細くきざまれる部分の表現は、 大変重要な音列と云えます。
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