■坂田　雅弘　吹奏楽の為の《胡蝶の夢》　【作曲家プロフィール】

■レンタル価格：28,000円(税別 )

■演奏時間：約5分3０秒

■演奏レベル：3〜4

■演奏可能最低人数：29人

■収録CD：21世紀の吹奏楽「響宴VII」〜新作邦人作品集〜 （ブレーン／BOCD-7472〜3）

■作品解説
周知の通り,《胡蝶の夢》とは『荘子』の「斉物論」を原典とする故事成語です。原典の要旨は「荘周は夢で蝶になり, 伸びやかに楽しく飛び回るうち, 自分が荘周であることを忘れた。目覚めてみて, 自分が荘周であることに気付いたが, 荘周の夢で蝶になったのか, 蝶の夢で荘周になったのか, どうも判然としない。」というものですが, 現在では,「夢と現実の境界が漠然とするさま」, あるいは「世の儚さのたとえ」として用いられます。

曲に対しては, 個々のフレーズが上記内容の個々の部分を表すという捉え方ではなく, 全体を表す雰囲気としてこの標題があると捉えて下さい。いくつかのモチーフが, ある時は単独で, ある時は重なって, 入れ代わり立ち代わり現れますが, いずれも長く留まることなく消えてゆきます。曲全体を通 して, 聴く人には何か「漠然」とした「儚さ」が心に残る, という効果を意図してみました。おのおのの《胡蝶の夢》を想い描きながらお聴き頂ければと思います。

Suspended Cymbal,Glockenspiel,Bass Drum,Cymbal,Tam-tam,
Wind Chime,Tambourine,Snare Drum ,Xylophone,Vibraphone,Triangle,
Sleigh Bell,TubularBell,Marimba,Claves