■作品解説: NPO法人吹奏楽振興ネットワーク委嘱作品。「ラス・ボラス・グランデス」「聖徳太子の地球儀」に続く
オーパーツ・シリーズ第3作として作曲。オーパーツとは「Out Of Place Artifacts」の略で「場ちがいの加工品」という意味で、その時代には歴史上ありえない(存在の説明がつかない)物のことを言います。
「ピリ・レイスの地図」とは1929年、イスタンブールのトプカプ宮殿で発見された現在の常識では考えられない地図のことです。トルコの海軍提督ピリが1513年に制作したもので、この地図の驚くべきところは当時未発見だった南極大陸が描かれていることです。そして厚さ1600mの氷に覆われる以前の南極大陸を描いていたのです。ピリ・レイスはこの地図を制作する時に紀元前4世紀頃の古代ギリシャの古地図を参考にしたと伝えられています。この地形がエジプトのカイロ上空から人工衛星で地球を計測したときの地形と一致するのも不可解な点です。NPO法人吹奏楽振興ネットワーク委嘱により、小編成レパートリー(最低21人で演奏可能)となるドラマチックな作品に仕上げました。作曲者自身の指揮、松本市民吹奏楽団によって世界初演。
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